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この凧は、日本海に浮かぶ隠岐の島に古くから伝わる古典和凧、隠岐いぐり凧の形・構造を大切に守りながら、その骨組みをバラして運び、現地で組み立てることの出来るよう独自の工夫、改良を加えた「富山型いぐり凧」です。
さらに骨組みの各パーツは、機内預かりの手荷物として持ち込みが出来るよう、180センチ以下に短く切り揃え、組み立てる際にはアルミパイプで接続し、長い竹ヒゴとして使用しております。

1昨年8畳凧「左馬号」が、越中だいもん凧祭り「全国有名凧上げの部」でグランプリ賞を、また昨年6月石垣島での全国大会では、新しく作って持参した8畳凧が八重山地方・凧愛好会、会長賞を受賞しております。この様に「継ぎ足したヒゴを用いても空に揚がって支障がない」という事になれば夢はさらに大きく膨らみます。
今回、富山型いぐり凧の更なる大きさの限界を求め「12畳の大凧作成」と相成った次第でございます。

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この凧に書かれた絵柄は、世界一の長寿国といわれる我が国のお年寄りの皆さんが、折角長生き出来るのなら、この凧にあやかって逞しく元気で、楽しく、生きがいのある健康長寿を全うしてほしいとの願いから「寿」ひと文字を文字凧としてみました。
文字は女流書道家、近藤介石女史にお願いし、代谷松男画伯によって凧絵として完成していただきました。

この凧が揚がるかどうかはまさに風次第といったところですが、一応、本年5月15日の越中だいもん凧祭りには出場を予定しております。

長谷川病院・風神会 代表 長谷川眞常