揚げ納め、大凧舞う 大門で富山長谷川病院風神会

長谷川病院(富山市)の関係者でつくる「富山長谷川病院風神会」は4日、射水市の庄川河川敷大門カイトパークで凧(たこ)の揚げ納めを行った。同パークは毎年5月に開かれる「越中だいもん凧まつり」(富山新聞社協賛)の会場で、メンバーは来年も自慢の凧で大空を彩ろうと意気込みを新たにした。

同会は全国各地の凧のイベントに参加するほか、凧作り教室なども手掛けている。揚げ納めは年間の活動の締めくくりとして、毎年実施してきた。富山市星井町の医師長谷川眞常(まさつね)さん(86)=長谷川病院理事=は昨年5月、出身地である島根県隠岐島(おきのしま)発祥の大凧(だこ)「いぐり凧」を改良した「富山型いぐり凧」を仕上げた。今年はさらに軽量化し、長時間揚がるよう工夫した。

揚げ納めでは、長谷川さんらが今年の越中だいもん凧まつりに参加した縦2・7メートル、横2・5メートルの富山型いぐり凧を持ち込んだ。今年の干支「申(さる)」が描かれた凧がふわりと浮かぶと、見守っていた会員らから歓声が上がった。
長谷川さんは「カイトパークは景色が美しく、凧揚げに適した風も吹く。今後もまつりに参加したい」と話した。

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