結石破砕装置について ドルニエ〔デルタⅡ〕 |
21世紀の医療がめざす新しい流れに、メスによる手術を避け「いかに侵襲を少なく、その病気を取り除くか」、また「人が生活していく上での質(quality of life)をいかに向上させるか」というテーマがあり、心ある医師は真剣に対峙しています。 この2つをはっきり示したのが『体外衝撃波結石破砕装置』です。いまでは一般的となった“皮膚に傷をつけずに体内の腎臓結石・尿管結石を砕く”結石破砕装置ですが、当院では1987年12月、エダップ社(フランス)製「EDAP LT-01」を全国で五番目に導入し、尿路結石に対する当時の最新治療に取り組み始めました。 1994年には、従来のLT-01に比べて破砕効率1.3倍となる「EDAP LT-02」を導入。従来の超音波画像による結石探査に加え、X線透視によるより確実な結石探査を同一軸上ででき、同時に衝撃波も同一軸上で焦点が集中できるよう設計されています。 さらに2006年には「ソノリス・プラクティス」そして2016年に「ドルニエ デルタⅡ」を導入しました。より短時間、より確実な治療の提供を心がけ、導入後25年以上にわたり年間300~400名の患者さんの治療を行っております。 |
日帰り体外衝撃波結石破砕術 |
当院ではこれまで、「壊した石が、早くかつ完全に体外へ排出されるのを見届ける」ことを目標に、衝撃波治療を受けられる患者さんには原則として入院治療をお勧めしてきました。 |
当院の尿路結石破砕治療について |
長谷川病院では、これまで体外衝撃波結石破砕装置(ESWL)2台と硬性内視鏡システム、リソクラスト(圧縮空気により金属棒を振動させて砕石する)で結石治療を行ってきましたが、今回レーザー装置と軟性尿管鏡を導入し、更に最新鋭の結石破砕治療が可能になりました。 |